一覧に戻る文学・評論小さきものたちのオーケストラObiomaChigozie+粟飯原文子ナイジェリアの養鶏農夫を主人公に、運命と魂の遍歴を壮大に描いた長編小説。イボの宇宙観を背景に、声なきものたちの祈りや苦悩が交響曲のように響き合う物語である。表紙はくすんだグレージュの地に、黄色と黒の二色だけで一羽の雄鶏を大きく据える。胴体は無数のループ状の手書き線で埋め尽くされ、文字とも鳴き声ともつかぬ筆致が羽毛のざわめきを生み、頭部や尾には黒の刷毛が荒々しく差し込まれる。版画的な粗い質感が、小さき者たちの群れなす声を一枚の図像へと束ねている。About出版社早川書房出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂川朱音(朱猫堂)装画mocchi mocchiAmazonで見る