一覧に戻る文学・評論異類婚姻譚本谷有希子夫婦という関係のなかで互いが似通っていくことの不気味さを描く、芥川賞受賞の表題作を含む短編集。表紙には古びた紙のような地色に、赤い番傘のもとを進む婚礼の列が描かれる。白無垢の花嫁と黒紋付の花婿のかたわらに、青い顔の従者や猫の姿をした参列者が並び、もくもくと立ちのぼる雲の意匠と俵が舞台を縁取る。人と人ならざるものが同じ列に収まる穏やかな滑稽さが、書名のもつ違和を静かに引き受けている。About出版社講談社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画石黒亜矢子Amazonで見る