一覧に戻る文学・評論世界がぼくを笑っても笹生陽子世界に何を言われようと自分の歩幅で立ち上がろうとする若者の姿を、まっすぐな視線で描く一冊。淡い水色の背景に、黄色みを帯びた肌で大きく口を開けて笑う少年の半身が浮かび上がる。赤いジャージのファスナーが画面中央を縦に貫き、白く抜かれた縦組みのタイトルがその表情にそっと寄り添う。にじみを残した水彩のタッチが、強がりと傷つきやすさを同時に抱えた笑顔の温度を、やわらかく伝えてくる装丁である。About出版社講談社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁谷口博俊(next door design)装画丹地陽子Amazonで見る