一覧に戻る文学・評論春、死なん紗倉まな表題作を含む短編集。老いや病、ままならぬ生の輪郭をすくい上げ、野間文芸新人賞候補に挙げられた一冊。表紙は春の公園を俯瞰したイラスト。淡い水色のもや、ほのかに咲く桜、青と朱で塗られた遊具、地面に長く伸びるその影が、白い余白のなかに静かに浮かぶ。散った花びらが点々と。明朝のタイトルと帯のピンクが、穏やかな画面に小さな揺らぎを差し込んでいる。About出版社講談社出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁長﨑綾(next door design)装画太田侑子Amazonで見る