一覧に戻る文学・評論七日間の幽霊、八日目の彼女五十嵐雄策七日間の幽霊と、その先の少女をめぐる青春小説。深い青紫に沈む夜空には淡く流れる天の川と一筋の流星が滲み、こちらに背を向けた二人が、片方は腕を伸ばし、もう片方は寄り添うように同じ空を見上げている。白いワンピースと暗い影の対比、輪郭の柔らかなイラストレーションが夜と少年少女のあわいに漂う透明感をすくい上げ、細い縦組みの白文字が余白を静かに引き締める。終わりの予感を含んだ夜の一場面が、限られた時間の重さをそっと差し出してくる。About出版社KADOKAWA出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木亨装画simeAmazonで見る