一覧に戻る文学・評論うつせみ紗倉まな美容整形を繰り返す祖母を前に、なりたい自分のかたちが見えないまま揺れる「私」。見られることの痛みをすくい上げる長篇。クリーム色の地に淡い緑の柔らかなシルエットが浮かび、その内から黄と白のジニアが伸びる。コップに挿された一輪を支える手と、別の花へ伸びる手。足元には小さな蝶。輪郭の曖昧な配色と、誰のものとも知れぬ手の重なりが、自分という殻の頼りなさをそっと示している。About出版社講談社出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子装画春日井さゆりAmazonで見る