一覧に戻る文学・評論雨に打たれてアンネマリー・シュヴァルツェンバッハ1930年代、ナチスに抗して中近東を旅したスイス人作家の作品集。居場所を失い流離う人々を、冷徹な観察者の眼差しと簡潔な文体で描いた短篇集である。カバーは中央に古いカメラを構える短髪の人物のモノクロ写真を据え、上半分の余白に縦書きの和文タイトルと小さく寄り添うドイツ語原題、著者名を配する。下三分の一には深い緑のオビが帯状に重なり、そこへ内容紹介と推薦文が静かに収められる。被写体の鋭い視線と禁欲的なレイアウトが、旅と観察に賭けた作家の佇まいをそのまま立ち上げている。About出版社書肆侃侃房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁成原亜美(成原デザイン事務所)訳酒寄進一Amazonで見る