一覧に戻る文学・評論蛍と月の真ん中で河邉徹夜のような深い藍を背景に、緑の窓枠が昼の樹々を切り取る。室内のテーブルでは一人が本を広げ、窓の外の枝葉のあいだにもう一人の小さな影が佇む。画面の下半分には黄金の光点がいくつも舞い、タイトルが告げる蛍の気配を運ぶ。窓の内と外、明と暗、二人の距離を、水彩のにじみと点描の光がやわらかく繋ぐ。離れていてもどこかで響きあう時間の手触りが、一枚の表紙に静かに凝縮されている。About出版社ポプラ社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子装画GEGYjijiAmazonで見る