一覧に戻る文学・評論オイディプスの刃赤江瀑タイトルにギリシャ悲劇の主人公の名を借りた、耽美と幻想で知られる作家の一冊。表紙は白を基調に、長い直刀を縦に構える素足の人物像が淡く描かれる。水彩で滲む青や薄紫が花弁とも飛沫ともつかぬ線で放射状に広がり、墨で縦に組まれた題字が余白を静かに引き締める。湿度をはらむ滲みと、刀身のまっすぐな黒。静謐の奥に潜む鋭さが、神話の名を冠した題の予感を画面の上に立ち上らせる。About出版社河出書房新社出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁柳川貴代(Fragment)装画佳嶋Amazonで見る