一覧に戻る文学・評論第三の嘘悪童日記』『ふたりの証拠』に続く三部作の完結篇。引き裂かれた双子の記憶と虚構が交錯し、何が真実だったのかを読者に問いかける静かな小説である。カバーは夜の闇に沈む平原を絵画的な筆致で描き、遠くにぽつりと灯る小さな家が画面の中央に置かれる。手前に広がるクリーム色の大地は厚塗りの揺らぎを残し、上半分の深い藍と対比して孤独な距離感を生む。物語の核にある「遠くにあるはずの家」を、装画と余白が静かに引き受けている。About出版社アゴタ・クリストフ出版年2006年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁ハヤカワ装画柏原沙織