一覧に戻る文学・評論眠りの牢獄眠りという無防備な時間を「牢獄」と呼び直す一冊。タイトルが告げるのは、覚めることを許されない意識の閉域だろうか。漆黒の夜空に浮かぶ白い寝台、そこに人物が横たわり、花弁や葉片が宙へ舞い上がっていく。画面の下半分には淡く滲んだ草花が一面に広がり、上下で夢と現、生と死の境を分けるかのよう。粗い質感のなかに黄で灯る題字が、暗がりに小さな目印を残している。About出版社welle design出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画米田絵理