一覧に戻る文学・評論紅蓮の雪遠田潤子舞台の上、紅い緞帳を背に舞う人影と、その足元に崩れ落ちる黒衣の人物。劇場という閉じた光と影の世界で、誰かの栄光と誰かの喪失が交錯する物語を予感させる。深い濃紺の地に、深紅の幕、舞い散る紙吹雪と花弁が白く光り、タイトルの太い明朝体が画面中央を貫く。著者名はローマ字を添えて上部に控えめに置かれ、構図全体が一枚の舞台写真のように設計されている。鮮烈な赤と静かな闇のコントラストが、題字の「紅蓮」と「雪」という相反する語をそのまま視覚化している。About出版社集英社出版年2024年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁根本綾子(Karon)装画いとうあつきAmazonで見る