一覧に戻る文学・評論私のいない高校不在を巡るタイトルを掲げた一冊。淡いベージュの地に、暗色のセーラー服に赤いスカーフを結んだ少女が、白いカーテンの揺れる窓辺に佇む淡彩画が配される。にじみを残した水彩の筆致と、どこか遠くを見るような眼差しが、教室という場の静けさを呼び戻す。題字は淡い水色で縦に控えめに置かれ、画面の余白を乱さない。「ここにいる」少女の像と「いない」という言葉のあいだに、ひとつの時間がそっと宿っている。About出版社泉沢光雄出版年2011年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁泉沢光雄装画河村怜