一覧に戻る文学・評論スピノザの診察室夏川草介町の診療所で患者と向き合う医師の日々を、哲学者の名を借りた表題のもとに描く長編小説。柳がしなだれる小さな石橋を自転車が渡り、川辺に古い町屋と人々の暮らしが連なる——線描と淡い水彩で写し取られた京都らしい街角が、表紙のほぼ全面に広がる。題字と著者名は上方の白い余白に控えめに置かれ、画の呼吸を妨げない。診療と思索を、町の朝の空気のなかへ静かに溶かし込む一冊。About出版社文藝春秋出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画五十嵐大介Amazonで見る