推し」への愛を短歌という三十一文字に落とし込むための入門書。歌人による実践的なレクチャーを通じて、定型詩の作法と熱量の表現法が並走して説かれる。淡いミントグリーンの地にサーモンピンクで描かれるのは、ぬいぐるみを抱く者、スマホを見つめる者、本を読む者など、それぞれの推しに向き合う人々の群像。中央には白抜き明朝の大きな書名が置かれ、背後には英題「How to Compose Oshi-Tanka」が黒い線で薄く重なり、口語的な熱と古典詩型のあいだを行き来する本書の構えを、画面のレイヤーがそのまま体現している。