一覧に戻る文学・評論君の不在の夜を歩く窪美澄高校時代の同級生五人が、一人の自死をきっかけにそれぞれの挫折や変貌、再出発と向き合う連作長篇。生きることの傷と歓びをたどりながら、残された者の時間に祈りの輪郭を与えていく。雪の町を歩く人物と夜の寝室を上下に重ねたカバーは、不在の冷たさと続いていく日常を一枚に封じ込める。白と濃紺の大きな対比、遠景の赤い一点、中央の静かな題字が、喪失の先へ歩み出す物語の余韻を端正に支えている。About出版社新潮社出版年2026年判型四六判変型(232ページ)ジャンル文学・評論Credits装丁二宮由希子装画坂内拓Amazonで見る