
きみに、涙。 スターツ出版文庫 7つのアンソロジー(1)
涙にまつわる七篇を収めたアンソロジー、その第一巻。思春期の揺らぎや別れ、喪失といった感情の機微を、複数の書き手が短篇で束ねた一冊である。カバーには、夕刻の川辺に立つ制服姿の少女が横顔で描かれ、結んだ赤いリボンと風になびく長い髪が、淡い光の差す空と水面の青に静かに浮かぶ。タイトルは余白を生かして大きく置かれ、句点が一粒の涙のように残る。澄んだ光景の手前に立つ後ろ姿が、頁の中の小さな涙たちへとそっと読者を導く。
About
Credits
- 装丁
- 坂野公一(welle design)
- 装画
- 和遥キナ

















