
都内123本のパフェを食べ歩いた評論家による、現代パフェのフィールドガイド。背の高いグラスに盛られたフルーツとクリームの構造を、上から下まで「学」として読み解こうとする一冊。表紙はパフェ写真を切り抜きで配し、中央のグラスには苺・マンゴー・オレンジを積み上げた断面を見せる。タイトルロゴはやや太めの明朝で、"PARFAIT SCIENCE"の英字と青いボーダー帯、手描き風の英文キャプションを合わせ、レシピ本というより研究書のような誌面設計に寄せている。甘さを科学する視線が、装丁の引きの良さにそのまま現れている。
著いとうせいこう
装丁佐藤亜沙美
河出書房新社 / 2014年
文学・評論