一覧に戻る文学・評論黒い森の記憶赤川次郎記憶のなかの森を分け入るような、静かな不穏さをまとう一冊。針葉樹の黒い影が画面の左右から迫り、ひらけた草地の中央に黄色いコートの人物が小さく立ち、その先には赤い屋根の家と細い月が浮かぶ。手描きの色面で構成された夜景は緑と黒の濃淡で深い奥行きを生み、タイトルは鮮やかな黄色の色紙に黒の明朝で据えられて人物のコートと響き合う。闇の中に灯った一点の黄色が、物語への入口を静かに指し示す。About出版社KADOKAWA出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大武尚貴装画龍神貴之Amazonで見る