一覧に戻る文学・評論櫻子さんの足下には死体が埋まっている 謡う指先雪降る橋の欄干に並ぶ二人の少女を描いた、人気ミステリ・シリーズの一冊。耳当てとふっくらした手袋に頬をうずめて微笑む者と、赤いマフラーに身を包み静かに前を見据える者——対照的な表情と装いが、青みを帯びた冬の光の中で穏やかに照応する。舞う粉雪が画面に細やかな白を落とし、鮮やかなマゼンタの縦組み題字が涼やかな景色を引き締めて、物語の奥にひそむ不穏さをそっと予感させる。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画鉄雄