一覧に戻る文学・評論絶対城先輩の妖怪学講座 六峰守ひろかず人ならぬものを愛する大学生の先輩と、彼を慕う後輩が出会う「妖怪」をめぐる連作の第六巻。月夜の都市を背景に、スーツ姿の青年が一つ目の赤い鬼面を手にする構図で、夜のビル群と満月、流れる雲が藤紫の月光のなかに沈められている。表紙全体を縁取る紫地の連続文様が額縁のように働き、現代と異界が地続きであることを静かに示している。タイトルは縦組みの太い明朝でカタカナのルビを添え、講座の名が呪文めいた響きへと変わる。妖しさを誇張せず、夜の都市に潜む気配だけを掬い上げた一冊。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁木村デザイン+ラボ装画水口十Amazonで見る