一覧に戻る文学・評論火星の話夜の校庭に佇む二人の人物と、星雲のような空を切り取った青と緑のイラストレーション。学校の校舎、夜空、グラウンドのトラックという地続きの日常風景の中に、ふと宇宙が顔を出すような感覚をはらんだ短篇集。タイトルの「火星の話」は黄色で大きく、しかし文字同士が離れ、欠けたように配置され、まとまりかけては解ける思春期の輪郭を思わせる。限られた色数の刷りが、紙のざらつきまで匂い立つ静かな手触りを残している。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画西村ツチカ