
自分の身体と向き合い、骨盤や呼吸のリズムを手がかりに不調をゆるめていく整体エッセイ。著者がすすめる「身体リセット」のタイミングを暮らしのなかで掴むためのヒントが綴られる。表紙は上半分の白地と下半分の黄色を水平に分け、中央には湯気の立つ大ぶりのマグカップとその縁に腰かける小さな人物のイラスト。タイトル文字は明朝体で大きく字組みを崩しながら配置され、青い鳥や葉のモチーフが余白に軽やかに添えられる。手描きの線の柔らかさと、湯気のように間を残した余白が、力を抜くことへの誘いに重なる。

著阿野冠
装丁小川恵子
装画翠静藍
PHP研究所 / 2016年
文学・評論