一覧に戻る文学・評論ゆびさき怪談ほか+最東対地たった一四〇字の中に怪を仕込む、十四人の書き手による掌編アンソロジー。漆黒の地に細い飾り罫で囲まれた表紙には、嘴と羽根を備えた異形の生きものが版画調の筆致で描かれ、画面下にはこちらを見上げる縞猫と、宙に差し出された白い手。タイトルは滲みを含んだ蛍光のような緑で置かれ、紫の帯に躍る「44秒でぞわり。」の一文が、本文の短さと表紙の不穏を架け橋にする。読み終えた指先に、ひやりとした感触だけが残るような佇まいだ。About出版社PHP研究所出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画三村晴子Amazonで見る