一覧に戻る文学・評論京都祇園もも吉庵のあまから帖志賀内泰弘京都祇園の甘味処「もも吉庵」を舞台に、元芸妓の女将が客の悩みに寄り添う連作短編集。表紙には町家の細い路地を背景に、着物姿の女性と猫を抱いた女性が並んで佇むイラストが配される。木格子や瓦屋根、赤い提灯が淡い水彩で描かれ、京の街並みの温度をやわらかく伝える。タイトルは赤い縁取りの白い短冊にゆとりを持って組まれ、下半分には深い赤の帯がかかり「甘いものでもおあがりやす。」の語りかけが添えられる。和菓子の甘さと人情の機微を、路地の奥へ誘うような穏やかな意匠でまとめた一冊。About出版社PHP研究所出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁小川恵子(瀬戸内デザイン)装画わみずAmazonで見る