一覧に戻る文学・評論1R1分34秒町屋良平勝てないボクサーの内省と焦燥を描いた芥川賞受賞作。デビュー2連勝のあと敗北を重ねる「ぼく」が、新たなトレーナーとの出会いを通じて自分の身体と向き合っていく。くすんだオリーブグリーンの地に、紺色の線描でシャドーボクシングをする選手、丸めた樹冠、無人のリングが配される。淡いベージュと黄緑の円形が浮島のように人物とリングを受け止め、断片化された情景の間に静けさを生む。沈黙の中で揺れる身体の輪郭を、控えめな配色と線が掬い取っている。About出版社新潮社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画ダイスケ+ホンゴリアンAmazonで見る