
曼陀羅華X
1995年、サリン事件のあった年から失踪した作家が遺した「予言書」をめぐり、現実と虚構が融合していく長編小説。表紙は灰色のざらついた地に、白い太筆で大きく描かれた「X」が画面を斜めに横切り、その奥にうっすらと人物の頭部らしき黒い影が沈む。タイトルは中央に白抜きの明朝で据えられ、下部にはショッキングピンクの帯が強い書体で言葉を畳みかける。沈黙する図像と扇動的な帯の対比が、予言と暴力の時代を引き寄せて束ねている。
About
Credits
- 装丁
- 新潮社装幀室
- カバー写真
- David Wall+Moment

















