一覧に戻る文学・評論六月の雪乃南アサ祖母の記憶をたどり台湾を訪れた女性が、古い家屋と人々のあいだで土地の歴史に触れていく長篇。表紙には石造りの洋館と日本家屋が混ざりあう中庭が水彩の柔らかな筆致で描かれ、生い茂る緑、点在する朱色の花、敷石に腰を下ろす人物が静かな時間を伝える。白抜きの明朝体タイトルが繁茂する植物の上に置かれ、夏の只中に降る雪のような、過ぎ去った時間の冷たさをそっと差し込んでいる。About出版社文藝春秋出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画高妍(Gao Yan)Amazonで見る