一覧に戻る文学・評論船玉さま 怪談を書く怪談加門七海怪談を書くこと自体に潜む怪を、実体験と思索の往還で綴る一冊。海にまつわる船霊信仰を入口に、書き手と語りの距離を問い直す散文集である。カバーには、白い装束をまとい花環を戴いた人物が、菊や薔薇に囲まれて深い海色の前に立つ細密な絵が据えられる。注連縄と紙垂、垂れ落ちる蔓草が画面を縦に貫き、題字は朱を抑えた明朝で大きく置かれている。供物のような華やぎと水底の静けさが同居し、語られる怪と語る怪のあわいを、そのまま視覚に翻訳した一冊。About出版社KADOKAWA出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画朱華Amazonで見る