一覧に戻る文学・評論失われた岬篠田節子人と土地の記憶を辿る長編。鬱蒼とした森の縁に小さな人影が一人、白く開けた草地と向き合うように佇む。表紙は緑を幾重にも重ねた絵画的な筆致で、木々の濃い影と下草に差す淡い光をやわらかく対比させる。タイトルは縦組みの白い明朝で右端に据えられ、英題の細い斜体が画面中央に静かに添えられる。色も文字も輪郭を強く持たぬ装いが、書名にある「失われた」気配をそのまま画面に滲ませている。About出版社KADOKAWA出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画吉實恵Amazonで見る