
イラストレーターであり作家でもあった著者の世界を、文と絵の両面からたどる一冊。雑誌『クリネタ』の連載をもとに編まれ、軽妙なエッセイと味わい深い線が並走する。表紙は白地の中央に小さく額装のような一枚絵を置き、緑のなだらかな山並みと草原に身を横たえる白いうさぎ、頭上を飛ぶ小鳥という素朴な構図。タイトルは黄の縦長地に明朝で大きく組み、橙の帯に著者名、桃色の小窓にローマ字表記をはめ込んで、舞台の看板を思わせる配色でまとめている。描かれた一場面と劇場の体裁が、書名そのままに穏やかな上演を予告している。
著週末北欧部 chika
装丁柿沼みさと
カバー写真週末北欧部 chika
世界文化社 / 2025年
暮らし・健康・子育て