一覧に戻る文学・評論野良猫姫ファン・インスク(黄仁淑)韓国の作家が描く、路地裏を生きる女性たちの孤独と矜持を掬い上げた連作短篇集。深い焦茶を地に、まなじりを切り上げた猫の双眸と放射状に伸びる細い髭だけを白い線で刻む構成は、暗がりから街を見据えるしなやかな視線そのものだ。タイトルと原題のハングル、訳者名は中央下に小さく整然と並び、装飾を削ぎ落とした版面が物語の硬質な気配を引き締める。闇に光る一対の瞳が、姫と名指された者たちの誇りを静かに照らし返す。About出版社クオン出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁文平銀座+鈴木千佳子装画鈴木千佳子Amazonで見る