一覧に戻る文学・評論零號琴 下飛浩隆飛浩隆による長篇SFの文庫版下巻。日本SF大賞・星雲賞を受けた本作は、巨大な楽器〈零號琴〉をめぐる物語が終盤へとなだれ込む。表紙は鮮烈な黄土色の空を背に、巨大な触手状の生物と、瓦礫の上に佇む白髪の少女、そして傍らに立つ仮面の人物が描かれる。崩れた塔と漂う粒子が、世界の終焉と祝祭が同時に進行する独特の気配を伝える。帯の「それは日本SFの呪いか、」という縦組みの問いが、画面の不穏な熱量と静かに呼応する。About出版社早川書房出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁早川書房デザイン室装画緒賀岳志Amazonで見る