一覧に戻る文学・評論百合中毒井上荒野二十五年ぶりに戻ってきた父親をめぐり、家族と恋愛の境界が揺らいでいく長編小説。表紙はくすんだグレー地に、ユリやフリージアを思わせる花々の細密な植物画が立ち上がり、白抜きの明朝でタイトル「百合中毒」が縦に大きく置かれる。下半分には薄紫の帯が重なり、紙の硬質さと花の色香が拮抗している。可憐な意匠の奥に毒を潜ませる構図が、関係の甘さと危うさを同時に予感させる。About出版社集英社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保伸子装画三宅瑠人Amazonで見る