
中世風の世界を舞台にした冒険ファンタジー〈レンジャーズ・アプレンティス〉シリーズの第一巻。見習いとして選ばれた少年が、森と陰謀の中で自らの道を見出していく物語の幕開けとなる一冊。表紙は鬱蒼と茂る深緑の森を俯瞰で描いたイラストが画面いっぱいに広がり、木漏れ日の下を黄色いマントの小さな人物が駆け抜けていく。右側に配された白く大きな明朝の「弟子」が森の奥行きを断ち切るように立ち上がり、その手前で原題のセリフ体ロゴが控えめに光る。物語の規模と、まだ何者でもない一人の少年の小ささを、画面の対比そのものが語っている。

著佐藤まどか
装丁城所潤+大谷浩介
装画しまざきジョゼ
あすなろ書房 / 2019年
絵本・児童書