一覧に戻る文学・評論地下鉄のザジ 新版QueneauRaymond+生田耕作パリにやってきた毒舌の少女ザジが、地下鉄ストの街を駆け抜けて大人たちを翻弄する、戦後フランス前衛文学を代表する一篇。鮮やかな朱色の地に、おかっぱ頭で大きく笑う少女の顔を素朴な筆致で配し、足元にはエッフェル塔と車のシルエットが帯のようにめぐる。タイトルは朱と黒のラフな手描き文字で、画と同じ熱量で躍る。剥き出しの色面と荒い線が、規範を蹴り飛ばす少女の闊達さをそのまま紙面に持ち込んでいる。About出版社中央公論新社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Amazonで見る