一覧に戻る文学・評論眠れない夜は体を脱いで彩瀬まる眠れない夜に、ふと体から滑り出るような感覚。表題が指し示す静かな逸脱を、文学のかたちで綴る一冊。深い藍の夜空に細かな星の粒が散り、月をかたどった黄の面の上に立つ人物が、白い衣をまとって浮遊するもう一人の手をそっと引いている。眠りと覚醒、肉体と意識の境を象徴するかのような構図が、夜のしずかな余白とともに、本の輪郭をやさしく差し出している。About出版社中央公論新社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁JUN KIDOKORO DESIGN装画カシワイAmazonで見る