
最短1ページ、最長でも16ページ。隙間時間にひと息で読み切れる怪談を、人気作家たちが寄せ集めた全24話のショートストーリー集。通勤、就寝前、ふと手持ち無沙汰になった瞬間に開ける軽さで、背筋の冷える読書体験を差し出す。表紙は黒地に蛍光イエローのタイトル文字を大胆に踊らせ、中央には白いシーツを被った素朴な幽霊のイラスト。周囲には小さなお化けや日用品の影が点々と散り、緊張と脱力が同居する。怖さを纏いながらどこか気の抜けた装いが、気軽に味わう恐怖の温度感を巧みに伝えている。
著横関大
装丁菊池祐
装画岸あずみ
小学館 / 2023年
文学・評論