現代SFの動向を俯瞰し、内外の作品を案内する評論・ガイド集。書評家として読まれてきた著者の視点が、ジャンルの現在地を地図のように描き出す。漆黒の地に白抜きのサンセリフで「THE INSTRUMENTALITY OF SCIENCE FICTION」の英文タイトルを大きく組み、版面いっぱいに文字を断ち落として配置する。中央の余白に和文タイトルと著者名を小さく一行で挿し込み、上下の英文との対比でテキスト自体が構造体になる。装画も写真もなく、タイポグラフィだけでSFというジャンルの硬質さと拡張性を提示している。