
酔いどれ科学者ギャロウェイ・ギャラガーと、彼が酔った勢いで作り上げる「うぬぼれロボット」が騒動を巻き起こすSFユーモア短篇集。表紙はマゼンタを基調に、赤いソファに倒れ込む白衣の科学者、姿見に映る自身に見惚れる金色のロボット、足元の黒猫、転がる酒缶を一枚絵で配する。背景に大きく「ロボットには尻尾がない」の文字が分割して被さり、英題ロゴと帯の問いかけが視線を導く。色と構図の喧騒が、ナンセンスな酩酊の世界を端的に予告している。

著伊吹亜門
装丁坂野公一
装画水沢そら
小学館 / 2024年
文学・評論