一覧に戻る文学・評論母親病森美樹母であること、母を持つことの息苦しさを正面から見据える短編集。鮮やかな緑を背景に、こちらを向く女性と、その肩越しに横顔をのぞかせるもう一人が並ぶ。水彩のにじみと筆跡を残した手描きの線。中心の女性がまとう衣には、葉の文様のあいだに赤い実が点々と散り、落ち着いた緑地に小さな熱を投げる。互いに視線を交わさぬまま近接する二人の構図が、書名の重みをそのまま受けとめている。About出版社新潮社出版年2024年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画星野ちいこAmazonで見る