一覧に戻る文学・評論下町やぶさか診療所 いのちの約束池永陽下町の小さな診療所を舞台に、市井の人々が抱える病と痛みに向き合う医師の姿を描く連作の一篇。患者一人ひとりの来し方と「いのち」への約束が、静かに織り上げられていく物語だ。表紙は夜の橋のたもとを思わせる情景。深い藍に沈む空、朱色に灯る欄干、枝先だけがかすかに芽吹いた木々、そして寄り添うように歩む二人の人影が、淡い筆致で描かれる。冷たさと温かさが同居するこの一枚に、誰かの傍らに立ち続ける者のまなざしがそのまま重なってくる。About出版社集英社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂川栄治(坂川事務所)+鳴田小夜子(KOGUMA OFFICE)装画牧野千穂Amazonで見る