一覧に戻る文学・評論真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者大沼紀子深夜営業のパン屋を舞台にした連作シリーズの一冊。「午前4時の共犯者」という副題が、夜明け前の数時間に交わされる小さな秘密の気配を漂わせる。漆黒の地に、制服姿でうつむく少女と前掛け姿の青年が背中合わせに配され、背後には粉が舞うような淡い渦が浮かぶ。タイトルは温度のある山吹色、副題は朱で抜かれ、夜の厨房に灯る窓明かりのよう。眠らない街角で誰かと誰かが分かち合う、暗がりの時間の手触り。About出版社ポプラ社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画山中ヒコAmazonで見る