一覧に戻る文学・評論烙印大下宇陀児昭和初期に書かれた長編探偵小説の復刊。罪と疑念に追われる人物の心理を、緊張感のある筆致で描き出す。カバーは深い青を基調に、黄色く照らされたバルコニーへ続く床面を切り取った構図。中央には顔のない黒い背広の人物が長い影を引いて立ち、左右から植物文様の朱いカーテンが舞台幕のように画面を縁取る。三日月の夜の静けさのなか、匿名化された人物像と濃密な色面のコントラストが、烙印という主題の重さを静かに浮かび上がらせている。About出版社東京創元社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁山田英春装画早川洋貴Amazonで見る