一覧に戻る文学・評論火打箱David+Gardner+Roberts+Sally+山田順子アンデルセン「火打ち箱」を下敷きに、戦争と魔法、少年の彷徨を描いたヤングアダルト小説。原題「Tinder」の手描き文字が、白い狼の前肢の間に刻まれるように配される。漆黒の地に飛沫を散らした星空、毛並みを荒い筆致で抜いた巨大な白狼、足元に並ぶ小さな尖塔と家々の精密なペン画——明度差を極端に振った構成が、寓話の不穏さと夜の深さを同時に立ち上げる。朱の和文タイトルが画面の闇に一点、火種のように灯る。About出版社東京創元社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁東京創元社装幀室Amazonで見る