一覧に戻る文学・評論静かな雨宮下奈都日々の記憶を留めることが難しい女性と、彼女のそばに居続ける男性。失われては結び直されてゆく時間を、抑えた筆致で見つめた中篇。表紙は黄や白、淡い青の花々が緑の葉に揺れる絵画的なパネル。輪郭をぼかすラフな筆触と紙地の素朴な風合いが、雨に潤む花畑のような瑞々しさを湛える。白い短冊にすっと収まる縦組みの題字が、にぎやかな色彩の奥にある静けさを掬い上げる。About出版社文藝春秋出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画杉山巧Amazonで見る