一覧に戻る文学・評論地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼路生よる怪異と人の縁を描く連作シリーズの第五巻。表紙では、紅の着物をまとった人物と白装束の人物が寄り添うように立ち、細い横笛を分かち持つ。背景は金箔めいた地に銀杏や草花の影が薄く滲み、足元には筆触のままの白い獣が流れていく。題字は淡い青で縦に置かれ、燃え立つ朱と冷ややかな碧のコントラストが、闇のなかで咲ききらぬ花の気配をそっと伝えている。About出版社KADOKAWA出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画アオジマイコAmazonで見る