一覧に戻る文学・評論この銀盤を君と跳ぶ綾崎隼氷上に立つ少女の姿を、フィギュアスケーターとその伴走者の物語として描く長編。ガラスのような淡い灰青の瞳と、肩のビジューが光を弾く衣装が、繊細なタッチのイラストレーションで切り取られている。背景は紙の白をそのまま生かし、墨で書かれた縦組みのタイトルと、欧文の小さな副題が余白に静かに置かれる。氷の張りつめた冷たさと、人物の伏し目がちな表情。装画と余白の張力が、矜持と運命がぶつかる物語の予感を、画面の静けさのうちにたたえている。About出版社KADOKAWA出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画つん子Amazonで見る