一覧に戻る文学・評論母影尾崎世界観カーテンの向こうにいる母の姿を、まだ世界の輪郭を掴みきれない少女の眼差しで見つめた小説。何が起きているのか、それが「変」なことなのかさえわからないまま、子どもの内側に降り積もる秘密と歪みが静かに綴られる。表紙では、丸みを帯びた形象が黒い線画と鮮やかな黄で構成され、内側に「100」と記された円や小さな図像がのぞく。意味を伏せたまま輪郭だけを差し出す構図が、覗き見ることの不安と好奇の距離をそのまま掲げている。About出版社新潮社出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁寄藤文平+垣内晴(文平銀座)Amazonで見る