一覧に戻る文学・評論罪の壁Graham+Winston+三角+和代人の死と、その向こうにある真実を辿る旅を描く一篇。霧か潮の靄に半ば沈む丘の街を、滲みを残した水彩で淡く写し取った表紙が広がる。石造りの家並みは灰青と土色で積み重なり、数羽の鳥が低く横切る。題字は深い青緑で控えめに置かれ、白の余白がそのまま靄へと続いていく。輪郭をあえて溶かす描法が、真実の周縁を歩く物語の不確かさを静かに引き受けている。About出版社新潮社出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画荻原美里Amazonで見る